2017年11月01日
【AH光が丘】機能訓練指導員(リハビリスタッフ) 柔道整復師の資格を持つ、佐藤FTの個別リハビリに密着
介護付きホーム(介護付き有料老人ホーム)アズハイム光が丘のリハビリスタッフ佐藤FTは以前、柔道整復師の資格を活かし、整形外科で勤務。整形外科で高齢者と接することが多くなり、仕事をしていく中で、「その人の生活にもっと密着したい」と思い、介護業界で飛び込んだ。実際に入社してみると対象の高齢者は90歳代が多く、整形外科の時代は対象者が70歳代だったので、その違いに驚き、「入社後にたくさん勉強しました。」と話す佐藤FTはアズハイム光が丘に務めて10年のベテランスタッフだ。
NUSTEP(全身の有酸素運動と無酸素運動が極めて安全に行える訓練器)を使ったリハビリ。車いすからNUSTEPへ移動することもリハビリの1つです。できることはご自身で行って頂きます。
「100歳まで生きる」という強い目標を持ち、リハビリにストイックなY様は小児麻痺。佐藤FTは見守りながら、座位の安定性を良くしたり、時々サポートに入ります。
週に2回の個別リハビリを楽しみにしているY様。このあと、集団体操にも参加されるそうです。「頑張りすぎる方なので看護師などを相談してプランを変更することもあります。」
リハビリのやりすぎはNGなんです。
リハビリのやりすぎは筋力や免疫力を低下させてしまいます。やりすぎると次回のリハビリまでに回復せず、結果、身にならないのです。リハビリは「適度」がとても重要です。
拘縮予防に対するリハビリは週に3回、1回20分程度行っています。
寝たきりの高齢者に起こりやすい拘縮。原因は麻痺や痛みなどで”動けない”、”動かさないこと”と言われています。拘縮しないためには欠かせないのが予防です。本当に大切なことなのです。
手や足の関節が固まらないように丁寧に関節の曲げ伸ばしを行います。ご入居者の痛みや苦しみを少しでも緩和することが自分の仕事だと思っています。
ベッド上での姿勢作りも大切!拘縮を緩和するポジショニング
ポジショニングとは、快適で安定した姿勢を提供すること。クッションなどを活用し、床ズレ防止、呼吸、食事、嚥下(えんげ)など、目的にかなった姿勢に調整するのがポイントです。ご入居者の状況に合わせポジショニングを修正したり、一緒に働く介護スタッフにも分かるような資料を作り、共有するのもリハビリスタッフの重要な仕事の1つです。安定したポジショニングに戻し、終了です。
佐藤FTによるリハビリはまだまだ続きます。
認知症も進んでおり立つイメージを忘れてしまっているM様のリハビリは「立位の練習を40秒4セット」佐藤FTの支えで立つ練習です。1セットずつしっかり休憩を取ります。足のストレッチ、前屈をして本日のリハビリは終了です。
昨日、退院してきたT様。まずは、お身体の状況を把握し、本日は手引き歩行をすることに。光が丘はアズハイムの中でも廊下が長く広いので、リハビリによく利用されます。ご自身で立てることも確認でき、廊下の往復を頑張りました。
最後にこの仕事をしている上で大切にしていることは?
個別のリハビリはできるだけ午前中に多く実施するようにしています。午後からのレクリエーションやおやつの時間など他のご入居者との関わりの時間を大切にして欲しいからです。身体を動かすリハビリや体操を定期的にやり、スタッフや仲の良いご入居者と話す時間はとても大切だと思っています。日々、忙しいですが、ホーム内で楽しく過ごして頂くための工夫も大切だと思っています。楽しそうにしているお姿を見るとより楽しませたい。喜ばせたい。と思いますね。