
2025年5月16日、東京都練馬区にある介護付きホーム(介護付有料老人ホーム)アズハイム練馬ガーデンでは、「夢を叶えるプロジェクト」の一環で埼玉県所沢市にある角川武蔵野ミュージアムに行ってきました。
アズハイムでは、ご入居者の「やってみたい!」を、スタッフが日々の関わりから引き出し、企画、立案、実現する「夢を叶えるプロジェクト」通称「夢プロ」を実施しています。
特別な体験で、日々の生活に刺激と彩を。

今回の夢プロに参加されたお二人は、認知症状や聴力の低下が見られ、「何かをしたい」という強いご希望はないご様子。ただ、日々の生活の中で「なんとなく外に出たい」というお気持ちは兼ねてより感じられておりました。
そこで、訪れたのは、角川武蔵野ミュージアムで開催中の「五感で感じる体験型デジタルアート劇場 浮世絵 RE:BORN」。
この展示は、壮大な映像と音響によって、まるで浮世絵の世界に入り込んだかのような感覚を味わえる、新感覚のデジタルアートです。
全身でアートを感じる体験を通して心や脳を刺激し、お二人で同じ時間を共有することで自然な交流が生まれることも意図して、この企画を立てました。

当日は会話は多くなかったものの、時折顔を見合わせて微笑まれる姿が見られ、同じ空間・同じ感動を共有することで、心と心が通い合う温かなひとときとなったように感じられました。

最先端の技術と美しい空間に包まれながら、ワクワクした表情を見せてくださる場面もあり、普段とは違う、特別で素晴らしい時間となったようです。
夢プロはスタッフの成長やモチベーションにも繋がっています。

この日は今年4月に入社したばかりのケアスタッフも初めて夢プロに同行しました。
最初は少し緊張した様子も見られましたが、ご入居者と一緒に作品を鑑賞しながら会話を重ねるうちに、徐々に表情も柔らかくなり、自然な笑顔が見られるように。
ご入居者の喜ぶ姿に触れたことで、スタッフ自身も大きな喜びとやりがいを感じられたようです。
「夢を叶えるプロジェクト」は、ご入居者の笑顔を生み出すと同時に、スタッフの成長やモチベーションにもつながる、大切な取り組みです。
これからも、ご入居者お一人おひとりの「その方らしい夢」を大切にし、より充実した日々をお過ごしいただけるよう、スタッフ一同取り組んでまいります。