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2019年04月16日

#研修

【感染症に関する基礎理解】新卒スタッフへ、感染症に関する基礎を理解する研修を行いました。

2019年4月6日、2019年度の新卒スタッフ65名を集めて、感染症に関する基礎を理解する研修を行いました。感染予防の3つのポイント「持ち込まない」「持ち出さない」「拡げない」を中心に、必要な知識を確認しました。そして、感染源となりうるものや、感染経路に関する理解も深めました。

「感染症予防の3大原則」とは?

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■感染源の除去
■感染経路の遮断
■感受性のある方の抵抗力増強

感染源となる可能性が高い物には直接触れないようにし、除去・洗浄を徹底します。感染経路は主に、「空気感染・飛沫感染・接触感染」の3つです。感染経路を遮断するためには、マスクの使用や手洗いの徹底が重要です。また、感染症を発症するかどうかは生体が持っている抵抗力により異なります。抵抗力を強化する取り組みが、感染症予防に繋がります。

介護施設での感染対策を学ぶ。

1.個々の介護現場における「1ケア1手洗い」の徹底、標準予防策の徹底。
2.ご入居者の既往歴・現病歴・内服薬の把握。
3.ご入居者の栄養状態の把握、日頃の食事摂取状況や体重の把握。
4.感染症の早期発見・早期対応。
5.介護者自身の健康管理。

高齢者は抵抗力・免疫力が低下していて感染しやすい状態にあり、感染症を発症すると拡大しやすい状態です。それらを念頭において、これらの感染対策を確認しました。

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働くスタッフにとっても、安全な職場環境を維持していくために感染症の症状を理解し、予防対策の知識を身に付け実践することが自分自身を守ることにもつながります。
感染症が広まる時期や食中毒やノロウイルス等が発生する時期は特に、スタッフ一人ひとりが正しい知識を身につけ、感染を防ぐことがとても重要です。

「スタンダード・ プリコーション」を学ぶ。

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感染対策の1つに標準予防策(スタンダード・ プリコーション)があります。スタンダード・プリコーションとは、『「すべての患者の血液、体液 (汗を除く)、分泌物、排泄物、粘膜、損傷した皮膚には感染の可能性がある」とみなし、患者や医療従事者による感染を予防するための予防策(標準予防策)』のことです。 感染症の有無を問わず、すべてのご入居者を対象に実施します。具体例として、援助毎の手洗い、ディスポ・マスク・予防衣の着用、使用したリネンの消毒、環境の整備等が挙げられます。

参加した新卒スタッフの声

■ご入居者の健康を守ることはもちろんのこと自分自身の健康を守るためにも自己管理をしていくことを日頃から心がけたいです。
■ご入居者の小さな変化にも気を配っていきたい。
■手洗い・換気などの重要性を改めて思い知った。
■1ケア1手洗いを徹底していきたい。

研修担当者より

専門職として、介護職が理解すべき知識の中で感染症は重要です。日々の業務の中で1ケア1手洗いの実施を確実に行っていくことの理由を全スタッフで確認できました。感染症予防に必要なことの一つに「介護者自身の健康管理と持ち込まない努力」が必要です。日々の配慮や気配りが重要なことをこの研修で理解し、今後の業務に活かしてくださることを期待しています。

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