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2018年06月08日

#研修

【トレーナー研修】二日間にわたり、本部にてトレーナー研修が行われました。充実した二日間となりました☆

2018年6月4日、5日の二日間にわたり行われた今回の研修。
目的は「新入社員へ適切なOJTを行えるスタッフの育成」です。

現場で多くの経験を積んできた中堅~ベテランスタッフが、「新人を育成する」という新たなスキルを取得するために行われました。5月から、新卒社員がホームに配属され、初めての現場に戸惑い思い悩むのと同じく、現場で教育を担当するスタッフも様々な葛藤を抱えています。そんな葛藤をスタッフ同士で共有し、どうしたらうまく物事を伝えられるか、新卒社員の気持ちを汲んだ指導・助言ができるかを積極的に話し合える場となりました。また、これまで行っていた自身の介護技術に関して、あらためてこのやり方でよいのか、もっといい方法はあるのか、実際に技術を確認しあいながら振り返りました。

全体を通して自分が当事者になってみることで、声がけ一つで嫌な気持ちになったり、介助の仕方で恥ずかしさがでたりしていました。今回の研修でご入居者の気持ちを理解できたからこそ、根拠もプラスして新人に教えていきたいと思えるようになったり、自分のOJTを見直す良い機会になったと思います。「第一段階も導入」「オープンクエスチョン」「最後までご入居者の言いたいことを聞き取ること」が足りないものだと感じたので実際のOJTでは実践してほしいですね。

研修を終えたばかりのスタッフの、率直な感想を集めてみました!

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研修テーマ1【OJTの意義と役割】

OJTを理論的に考える、ということを学んだ。今まで理論的に考えたことはなく、自分のやっているケアを見せて、技術的な説明をして、そのケアをできるようになっていればOJTは終了、という認識でした。全てのケアを口頭で理解してもらえるように説明する努力をしていきたいと思いました。

研修テーマ2【生活援助の基本】

疑似体験を通して、「当事者・介助者・第三者」という3つの視点から見ることができました。このような見方をしてみたことで、見方が全く違うこと、普段自分が声がけしている言葉や介助方法を再認識することができました。

研修テーマ3【移動・移乗介助のOJT理解】

多くのスタッフが集まっているこの研修で、スタッフの目の前で実践をしてみたら、とても緊張してしまいました。わかっていても、忘れてしまったり、間違えてしまったりすることもありました。新入社員が緊張してしまうのは仕方のないことだと改めて感じました。今後は、会話で緊張をほぐしたり、できている部分は褒めて育てたりと工夫をして、スタッフと協力して新入社員を育てていきたいです。

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研修テーマ4【排泄介助のOJT理解】

実際にオムツをつけてみて、ギャザーでこんなに変わるものなのか!と驚きました。さらに、リハビリパンツをつけてみて不快感を認識することができました。やはり、実際に体験してみないとわからないことばかりでした。この感覚は、新入社員だけではなく、スタッフのみんなに教えてあげたいです。

研修テーマ5【食事介助と口内介助のOJT理解】

レベル別の食事を体験し、特にペースト食はとても食べられたものではありませんでした。口腔ケアも体験して力加減を学ぶことができました。口の周りについたものをスプーンで取られたときの不快感にも気づきました。「きれいに取れたようにみえてもきれいではない」という言葉が頭に残り、これを伝えていきたいと思いました。

研修テーマ6【更衣・清潔保持のOJT理解】

声掛け対応について改めて考える良い機会となりました。入浴を拒否される方への対応やフォロー、声がけを再認識し、トレーナーとして見なければいけないポイントを見過ごさないように、また、しっかりと説明できるようにしていきたいと思います。

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研修担当より

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今回の研修は、
①疑似体験を通してご入居者の気持ちを想像する
②どんな支援が適切かを考える
③その支援を他者にも広げるにはどうしたら良いかを考える
という3ステップを意識して行いました。
そして、疑似体験により、ご入居者が日々どのような気持ちで過ごしているのかをスタッフに体験してもらいました。

例えば、普段当たり前のようにご入居者に勧めているペーストの食事や栄養補助ドリンクはおいしいのか?トロミのついたお茶はどうだろう?おむつをしていれば当たり前のようにそこに排泄ができるのか?このようなことを実際に体験しました。今回の体験を生かして、より良い支援につなげ、それを後輩に伝えるためにはどうしたらいいのか、一生懸命議論する姿も見られました。
今回の研修が、これまで何気なく行っていた支援そのものや、後輩への指導・助言に少しでも「根拠」をもってもらえる時間になっていたら嬉しいですね♪6月後半には同様の研修の第2回目が行われます。
また別のメンバーが多くのホームから参加してくれますので、気を引き締めて臨みたいと思います!

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