2021年09月06日
【中途入社時研修】株式会社アズパートナーズに中途入社した全てのスタッフに向けて、最初に行う研修です。
2021年8月下旬、介護付きホーム（介護付有料老人ホーム）アズハイムを運営する株式会社アズパートナーズ本社からZoomにて、中途入社時研修を行いました。
まずは、松尾執行役員、中元部長の挨拶で始まりました。
アズパートナーズの新しい仲間になって下さったことへの感謝と、お客様へ最高のサービスが提供できるように一緒に頑張りましょう！という熱い思いをお話し下さいました。
次に、参加者の自己紹介です。
皆さんそれぞれ違う環境で働かれていた方々なので、3日間の研修を通してお互いの価値観を知る貴重な機会となります。
研修は昨年に引き続き、感染症対策として事業所とZoomを繋ぎ実施しました。
1日目は、アズパートナーズが最も大切にしている「企業理念」と「シニアサービス理念」から学びます。
「企業理念」
私たちアズパートナーズは、「世代を越えた暮らし提案型企業」としてあらゆる世代の方々の幸せを追求し、私たちにかかわる全ての人々が幸せになることを目指します。
「シニアサービス理念」
■お客様第一主義の精神
■精神的なサポート
■安心・安全な暮らし
■快適な住空間の提供
■いつまでも自分らしい生活を
「接遇標語」
どんな時でも絶対笑顔
この理念は、私たちがお客様と接する際に軸となる考え方です。この基本のスタンスを意識しながら、次の項目の「接遇・マナー」や「高齢者の基礎知識」を学んでいくと、私たちが誰のために何をするべきなのか、優先順位を明確に理解し、行動に移す事が出来ます。
理念を理解し実行していると、全スタッフが同じ方向を向き、お互いの価値観を尊重し合うことができるチームを形成する事ができます。ご入居者・ご利用者にチームでアプローチするためには欠かせない共通の価値観です。
2日目は、アズハイムシリーズ独自の取り組みなどを、専門職が魅力的に説明しました。
介護支援専門員・看護師・機能訓練指導員のアドバイザーから、それぞれの専門職が取り組んでいるサービスの話がありました。教育・研修アドバイザーより、認知症についての研修も行われました。
アズハイムのリハビリには、「4本の矢」という特徴があります。自立度別に、全ご入居者に関わるシステムです。
①リハビリの主軸である「生活リハビリ」
ケアスタッフが主導となり、看護スタッフ、場合によってはクリーンスタッフや事務スタッフも参画して行っています。
②「集団体操」
ケアスタッフが毎朝実施しています。
③「個別機能訓練」
「FT（機能訓練指導員）」が個々に実施します。「できないをできるに」がモットーです。
④「体力測定」
「FT（機能訓練指導員）」が個々に実施します。「自立入居者の勇気づけ」がモットーです。
3日目は、事故に対する考え方や、虐待・身体拘束の禁止・ICFについて学びます。
ICFでは、事例を基にご入居者・ご利用者を全人的な視点でみられるように、情報の分類分けをしながら価値観を想像し、「望む暮らしと」と「阻害要因」を仮説立てます。グループワークを通して、自分には見つけられなかったご入居者・ご利用者の強みを沢山発見することが出来ました。
「ICF（国際生活機能分類）」
障害を持つ持たざるに関わらず、全ての人を対象とした生活機能、即ち生きることの全体像を現すものです。
端的に表すと、ご入居者の全体像、その方らしさとは？その方が望む暮らしは何か？を理解するためのツールです。
研修参加者の声
◼️企業理念やそれに基づく行動指針がお客様基準であることが明確で、自分がどう行動するべきか迷った際にもブレずに判断できると思いました。この考え方が社員全員に浸透することでホームとして、会社として、より強くなると感じました。お客様主体であるということは、全てを聞き入れるわけではなく、相手にとって何がより良いことなのか、考え工夫して行動することが大切だと思います。
◼️高齢者の基礎知識では、自分自身、根拠もないのに〇〇だからときめつけることが事柄に限らずあります。事例検討の中で①利己的で独断的な判断をしない②相手の気持ちを尊重する③何事にも疑問を持ち、聞く姿勢を忘れない④可能性をつぶさない。選択肢を持つ。ということを心がけようと思いました。
研修担当者より
それぞれの職種のプロフェッショナルが集まる環境では、自分の経験や価値観で考え判断してしまうことがあります。しかし、それでは意見がぶつかりあってしまい、ご入居者・ご利用者がいつまでも自分らしい生活が送れるような支援をしていくことができません。
そうならないためにも、スタッフ一丸となり、アズパートナーズの目指すサービスをご入居者・ご利用者にご提供できるように、今後も研修を通して伝えていきたいと思います。
