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2021年02月12日

#研修

【感染症委員会】これまでのホームの取り組み報告や、スタッフ自身のケアに関して話し合いました。(前編)

2021年1月19日、介護付きホーム(介護付有料老人ホーム)アズハイムを運営する株式会社アズパートナーズ(東京都千代田区)では、定例の「感染症委員会」がZoomを用いて行われました。
*現在アズハイムには5つの委員会があります。そのうちの1つ、感染症委員会では、インフルエンザやノロウイルス、現在では新型コロナウイルスといった様々な感染症からご入居者やスタッフを守るための対策を立案・実施しています。

まずは、全ホームの感染症委員長より「前回実施した委員会の内容」「ホーム内の感染状況」の共有を行いました。12月に自分のホームで強化したい分野・研修したい内容を、感染症委員長を中心に協議し実施してもらっています。

実施例の一部をご紹介します。

<AH横浜上大岡>
感染症対策チェックリストの再確認。時間を決めて、加湿器の水補充。オペレーションの確認。DVD視聴強化。MRSA対策→マスク徹底、席配置確認。
MRSA(エムアールエスエー)とは、メチシリン耐性黄色ブドウ球菌の略称、これによる感染症のこともさします。黄色ブドウ球菌の一種で、未熟児・高齢者・入院患者など抵抗力の衰えた人に発病しやすい感染症です。元々は病原性の低い常在菌で健康な人ではほとんど発症しませんが、抗生物質が効きにくく治療が難しいため、院内感染が多発しやすい感染症です。

<AH東浦和>
感染症DVDを視聴し、期限内にレポート提出。加湿器の清掃について注意喚起。新卒・中途スタッフに対し清掃方法について再確認・指導。スタッフの注意喚起とご入居者への意識付としてポスター作製。ヒヤリハット報告書についてスタッフへ周知徹底。

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<AH中浦和>
手洗い・うがいチェック表作成、出勤時に使用を徹底。汚染物、物品、汚染バケツの準備、運用ルールの確認。ガウンテクニック講習会実施。
⇒(ガウンテクニック講習会の様子はこちら

各ホームで様々な取り組み・予防研修を行っていることが分かりました。「念のため」という予防線をはりながら、感染症対応を「いつでも・どこでも・だれでも」できるように訓練をしています。
さらに「なにかいつもと違う」という体調不良の気付きにケアスタッフが気付けるように研修・注意喚起しているところも印象的でした。体調不良者の変化にいち早く気付けるスタッフの育成に向けて、感染症委員会は引き続き情報発信・研修・注意喚起を行っていきます。

感染症に関する「ヒヤリハット報告書」に関して。

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ヒヤリハット報告書については、「気付けるかどうか」が一番重要です。報告書としてあがっている件数は、氷山の一角と言われています。一角の下にはたくさんのヒヤリハットが隠れています。気付けたときに振り返り・対策を立てるということができるか否かで大きな事故・重篤な感染症拡大を防ぐことができるかが決まってくるとも言われています。

「危なかった!」という事案がホームで発生した時には、積極的にヒヤリハット報告書を作成し共有・対策まで話し合う必要があります。話し合って、次に同じことが起きないように、経験の糧にしていきましょう。そして、ホームで起きたことは他ホームでも起きる可能性があるので全体でも共有し学びを深めていきます。

感染症チェックリスト改訂版の共有。

新型コロナウイルス感染症対応指針の内容を組み込み、パワーアップしたアズハイムのチェックリストになっています。更新内容を共有しながら、各ホーム感染症チェックリストを活用できるようにしていきます。

リストを共有したところで、前編は終了。一旦休憩をはさみました。後編のブログでは、以下の内容をご紹介します。

・感染症予防の弊害(ケアスタッフの精神的ストレスに対して)
・看護師のアドバイス
・参加者と担当者の声

⇒ブログの後編はこちら

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