2019年05月01日
【新卒入社スタッフ研修】これからのIT介護とデータの活用方法に関しての研修を行いました。
2019年4月23日、介護付きホーム(介護付有料老人ホーム)アズハイムを運営する株式会社アズパートナーズへ入社する新卒スタッフへ向けた研修が行われました。
今回の研修の内容は、「これからのIT介護とデータの活用方法に関して」です。一部ホームにて導入を開始している「EGAO link」についてのレクチャーを行いました。※EGAO link導入ホームはアズハイムシリーズ18ホーム中11ホーム(AH町田・AH練馬ガーデン・AH横浜東寺尾・AH大泉学園・AH横浜上大岡・AH川越・AH市川・AH市川アネックス・AH南浦和・AH三郷・2019年5月オープンのAH杉並井草)
「EGAO link」とは?
「EGAO link」は、ステーションやデスクに戻らなければ書けなかった介護記録や、就寝時の全居室への見回りなど、大幅に時間を取られていた業務を効率よく行うためにIT化した仕組みのことです。
■ナースコールのアイホン
■介護記録ソフトの富士データシステム
■眠りSCANのパラマウントベッド
■ネットワークインフラの住友電設
具体的には、上記4社の機器を、アズパートナーズが主体となり連携した介護ITシステムです。
「EGAO link」でできることとは。
スマホ1つで、
■ベッド上でのご入居者の状態把握
■レクリエーションの参加状況や、食事・生活状況の入力
■ナースコールの受信
が可能なシステムです。
手の中のスマホ1つでこれだけのことが可能になり、タイムロスが減ります。そのため、ご入居者へ向き合う時間・ご入居者のことを考える時間が増えることを学びました。
「EGAO link」導入により、起きる変化を理解する。
まずは、「介護記録」「定時巡視」「ナースコール対応」について、現状の介護現場でのオペレーションを理解します。その上で、「EGAO link」が導入される事により、どのような効果が生まれ、どのような変化をもたらすのかを学びました。
■スマホでリアルタイムな情報を見ることができるので、優先順位をつけやすくなった。
■各ご入居者とゆっくり話せる時間が増えた。
■スタッフに目を向ける時間も増えた。フロアーの動きをしっかり見ることができ、良いタイミングで具体的なアドバイスをできるようになった。
「EGAO link」の詳細を知った新卒スタッフからは、率直な意見を聞くこともできました。
パートで介護の経験がある新卒スタッフからは、「働かせて頂いたホームの記録は、すべて手書きでした。当時もとても大変な作業だと思っていたので、それがアズハイムでは電子化されていると聞き、働きやすさが感じられる」という感想をもらいました。
また、現在「EGAO link」が入っているホームと入っていないホームがあることも理解してもらいました。入っていないホームの新卒スタッフからは「是非、入れてほしい」と話がありました。
実際の眠りSCANの睡眠日誌を使い、「どのようなご入居者が」「どのような眠りをするのか」、また、「睡眠が不安定な方に対してどのような対応ができるのか」等を検討しました。
「EGAO link」は、ご入居者の今の状況を誰もが見やすい方法で可視化し、場合によってはグラフ化して提示するものです。この情報をもとにスタッフはご入居者の現状を把握して、よりご入居者のケアや日々のリハビリを最適なものへと変えていくことができます。
実際のデータを見て、活用方法を考える。
「業務の効率化」のためだけではなく、事務作業の短縮により、ご入居者と向き合う時間が増えるということを学びました。