2021年09月28日
【定例看護スタッフミーティング】進捗共有や、今期の目線合わせを行いました。
2021年9月14日、介護付きホーム(介護付有料老人ホーム)アズハイムを運営する株式会社アズパートナーズと、各事業所の看護スタッフとでZoomを用いた定例ミーティングを行いました。
現在の事業所の様子や、ポリファーマシー改善アプローチの進捗についての共有を行いました。
【アズハイム川越】
主に適正化に着手しているのは「下剤」です。刺激性のものと非刺激性のものとその方の腸の特徴に合わせてお薬の選択をしています。薬剤師さんと相談して適宜提案してくださるので本当に助かっています。訪問診療との連携も良好です。また、夏の暑さや秋口の涼しさなどに柔軟に対応して水分摂取量を変えながら、トータルアプローチを意識して水分摂取量を調整しています。水分の摂取量に関しては、水分摂取量のベースラインをあげているので劇的にお通じが出るようになりました。
【アズハイム横浜いずみ中央】
食欲不振でなかなか活発な反応が得られない方に対して、何なら食べられるのか研究をしました。そこで見つけたのが「黒蜜ご飯」です。少しトロミがついて和菓子のような感じになり、おいしそうに召し上がっています。まずは、血糖値の維持や摂取カロリーの維持をできるところからアプローチして「食べたい」という意識を呼び起こしてケアスタッフさんと協力して着手しています。ご入居者、ご家族とも目線合わせをしながら進めています。
【アズハイム練馬ガーデン】
訪問診療の医療チームとの連携や、セントラル薬局の管理栄養士さんの力を借り、食事面での栄養強化に取り組んでいます。具体的には、「温泉卵」や「粉ミルク」を活用した薬に頼らないケアとしてのアプローチを実施中です。とてもいい反応が得られています。下剤に関しては、下剤の多剤併用から「麻子仁丸」にまとめ始めています。詰まったり、腹痛がひどくなったりということがなく良い排便の反応が出ており、ご入居者・ご家族に喜ばれています。
【アズハイム町田】
訪問診療前に薬剤師さんと相談しながら進めています。まずは、下剤の適正化を進めており、その方に合った下剤の使用方法や食事・水分の摂取量の見直しをケアスタッフさんと行っています。
【アズハイム杉並井草】
採血でNa(ナトリウム)やCa(カリウム)が低い方へ、まずは食事から摂取していけるようにケアスタッフさんと協力しています。ポリファーマシー改善アプローチについても薬剤師さんと定期的にカンファレンスしながら連携できています。
今期の運営ガイドラインを共有しました。
多職種連携の根源になる視点になります、「アズハイムの軸」ですね。
看護スタッフも同じ視点を持ちながら、「連携」として、本日は前回同様、機能訓練指導員アドバイザーの小川と一緒に目線合わせを行い、合わせて私達にできる生活リハビリの視点合わせも行いました。
アズハイムの生活リハビリの設定基準は、ご利用者・ご入居者が能動的に動いて「できる」ようになるためのアプローチを見つけていく、です。
何度もトライしながらコツをつかみ、事業所にいる機能訓練指導員さんとの「連携」のもと、生活リハビリも一緒に取り組んでいけたらいいなと思います。
「アズハイムで良かった」とご利用者・ご入居者皆さまに思っていただけるように、看護スタッフも同じ視点を持ち続けていきたいと思います。
研修参加者の声「引き続き、看護スタッフができる生活リハビリを見つけて実施していきたいと思います。」
日常的に行っている処置や関わりのタイミングを意識して「生活リハビリ」を5W1Hシートに言語化しました。すごく悩みましたが、ホームにいる機能訓練指導員さんと会話しながら作成方法を教えてもらい何とかできました。ただ筋トレのようなイメージで介入しようとしていましたが、改めて「自立支援」=「アズハイムの生活リハビリ」というところで小川アドバイザーに教えていただいてコツを掴めてきました。
研修担当者の声「アズハイムらしく楽しみながら一緒に【できる生活リハビリ】を探していきましょう。」
機能訓練指導員さんとの連携で看護スタッフができる「生活リハビリ」は、日常行っている処置やケアのタイミングで行っています。例えば、軟膏を塗布するタイミングで、ご本人ができるところを「声掛け・見守り・促し」を行い、自立支援というケアを行っています。小さな小さな「できる」の積み重ねで機能の維持ができるようになり、その積み重ねがADLの維持やADLUPに繋がると思います。安定的にできるようになったときに、機能訓練指導員さんから「その生活リハビリ卒業」と声がかかるのかなと思います。