2020年02月04日
【感染症委員会】事例検討を行い、分析結果や解決策を共有しました。
2020年1月15日、アズハイムを運営する株式会社アズパートナーズ本社(東京都千代田区)セミナールームにて、「感染症委員会」が開催されました。
各ホームより選ばれた感染症委員が13名、講師としてホーム長3名が参加しました。
研修の主な内容は。
過去に、ホーム内でインフルエンザA型が蔓延してしまった事例を取り上げ、「原因の分析」「委員会としてできること」を考え意見交換を行いました。
さらに、「食事介助の前後・排泄ケアの後に手洗いが徹底されない」場合の原因分析と、どのような解決策を講じていくか、を話し合い共有しました。
研修参加者の声
感染症は、一人一人の意識や行動で拡大を防ぐことができるので、朝礼などでもう一度リスクを理解してもらうことが、感染者を減らすことにつながると思う。手洗いの意識づくりをしっかりと行っていき、全スタッフが1ケア1手洗いを実施できるようにしていきたいと思います。
どこのホームでも、手洗いの実施には苦労しているんだなと思いました。意見を共有するだけでなく、ホームで具体的にこれから何を実施するのかを決められたことは、委員会として集まった意味が大きく、実りある委員会になったと思いました。
手洗いを行うきっかけづくりを考える機会がありましたが、できているスタッフには再確認をしてもらえることや、できていないスタッフには少しでも意識してもらえるのではないかと思いました。今回、ホーム全体で行うこと以外にも色々な方法の感染症予防策が出ました。意識をすぐに変えるのは難しいと思いますが、少しずつできることを委員会でやっていきたいと思います。
開所してまもないこともあり、感染症を蔓延させたくありません。ご入居者の安全を守るという意味で、まず自分が見本をみせケアにあたっていきたいと思う。当たり前のことができない人を放っておくことは簡単です。しかし、チームで仕事をしているため、今後できないスタッフがいた場合には、全員が同じ知識で同じ方法で指導できるように整えていきたい。
手洗いの大切さをスタッフに伝えて行くにはどうしたら良いかを学びました。自分たちのホームでは発生させない、という気持ちが強くなりました。そのためには、1ケア1手洗いを全員で行っていく。行うためにはどうしたら良いのかを学びました。
感染症が蔓延した実例を当事者から聞くことができ、有意義な時間でした。手洗いという感染症対策のいろはを守ってもらうことの難しさを改めて感じました。面倒臭いことを避けたい人間の心理を踏まえたうえでの対策を、私たちは提案していかなければならないと思いました。
研修担当者の声
感染症の対策・予防を行う事で、シニアサービス理念にもある「快適な住空間を提供」する事が出来ます。今回の研修でインフルエンザによる事例検討と食事前後・排泄ケア後の手洗いが何故徹底出来ないのか?を委員会で話し合い具体的な対策案を出す事で、ご入居者だけでなくスタッフの健康管理も保たれサービスが適正に行えると考えています。
今回講師を行うにあたり、参加スタッフ自身が原因と対策を考え、全ホームで統一した対策を実施する事を、得たい成果としました。参加したスタッフ個人で自身のホームでの課題と原因、対策を考えその後グループワークを行いました。予想していた以上に活発な意見が出て、統一した対策を出す事が出来ました。また、「ただ研修に参加し話を聞く」ではなく、自身で考える良い機会にもなったかと思います。
今後も委員会を通してご入居者が「いつまでも自分らしい生活」を送れる事を目指していきます。
感染症対策・予防を行う目的として、ご入居者・スタッフ・ホームを取り巻くすべての人々がいつ訪れても、「ここは感染症の発症もなく安心できる」と言っていただけることも一つの目的です。シニアサービス理念にも「ホームの衛生・安全面に十分配慮し…」とあり、私達は常に知識と行動が求められます。
今回の委員会では、活発な意見を出し合うためにどのように進めたらよいかということから講師は話し合いをいたしました。3~4人の小グループに分けたことで、話しやすい雰囲気になり互いのホームの取り組みや、課題解決に向けての活発な意見が出ていて、出席した委員長は全員発表することもできました。知識はあっても、どう行動したらよいかわからないを皆で話し合うことで、全ホームで統一した対策を実施することとなりました。
委員会のメンバーが、ホームのご入居者・スタッフのことを思い浮かべながら意見交換している様子は、今後ホーム運営をしていくうえでとても頼もしい!!とうれしく思いました。
委員会を通して、ご入居者の生活をメンバーと一緒に考える良い機会になりました。