2024年2月21日、アズハイムシリーズを運営する株式会社アズパートナーズ(東京都千代田区)では、「第5回 事例研究発表会」が開催されました。今回は、全47事業所より37事例がエントリー。11月までの約5ヶ月間、それぞれの事業所で<アセスメント・計画・実施・モニタリング>が行われ、1月にその成果の一次選考が行われました。うち8事例が本選に進み、いよいよ代表者による発表です。
事例研究発表会とは?
ご入居者、ご利用者の抱えている生活課題を解消・軽減するため、多職種が連携して介護現場における事例を科学的・客観的に研究し、プロセスを理論立てて発表していただきます。その成果をスタッフのスキルアップとサービスの質向上に繋げることを目的としています。
今回は、第1回目以来4年ぶりとなる対面での開催でした。
会場は、本社からすぐの御茶ノ水ソラシティ。大勢の前でのプレゼンということもあり、いつもの社内イベントとはまた違った緊張感のある雰囲気からのスタートです。
入賞した事例のご紹介です。
アズハイム城東公園
・あの頃の私に戻って~障がいがあっても自分らしく外食ができるまでの奮闘記~
「家族と外食に行き楽しく過ごしたい」を実現するため、効果的なコミュニケーションについての研究が行われました。高次脳機能障害へのアプローチという難しいテーマでしたが、できる事をしっかり見つめたケアや生活リハビリを行う事で、心身機能の向上に繋がることを実感した事例です。
アズハイム三鷹
・生活リズムを整え、全スタッフが関わることでBPSDを軽減し望む暮らしを実現する
薬に頼り切るのではなく、パーソンセンタードケアを基本に「普段の生活」に目を向けて症状改善を目指します。帰宅願望や不安の起こる時間から、何故それが起こるのかという背景を分析し、アプローチを行った事例です。
アズハイム横浜いずみ中央
・専業主婦の底力 ~自分らしい暮らしのために~
ご対象者は長年主婦としてご家族を支えてこられた方。活動量増加、生活の質向上=Well-beingのために、得意だった家事や趣味を1日の活動時間に積極的に取り入れ習慣にまで昇華した、まさに「ナラティブ」が活かされた事例です。
アズハイムテラス成増デイサービスセンター
・食事動作改善で想いを叶える~うなぎを食べたい~
「お箸を上手に使いたい」「好きなものを食べたい」というご利用者の想いに寄り添った研究です。膝や骨盤の角度など座るときの姿勢や、上肢の機能、嚥下機能がしっかりと分析され、ホーム・デイサービス・ショートステイ問わず、学びとなる事例でした。
参加者の声
■代表に立候補した方、推薦された方と、参加のきっかけはそれぞれかもしれませんが、この研究を通して、社会人として介護のプロとして、成長につながったと思います。若いメンバーが一生懸命な姿を見て、非常に嬉しい気持ちでした。
■研究目的が明確で、視座の高い発表でした。主観ではなく、当たり前のようにデータを並べて発表できていることは当社の強みだと感じました。
■結果発表までの合間に、特許申請中となる生成系AIを用いたケアプラン自動作成ツールや、開発中のBI(ビジネスインテリジェンス)ダッシュボードツールのデモンストレーションも行われました。ただ効率化をするためではなく「より良いケアを行うため、より快適に過ごしていただくため」取り入れるという視点がアズパートナーズらしく感じました。
担当者(介護DXセクション)より
今回の事例研究発表会では4年ぶりのリアルプレゼン発表であり、初めてのハイブリット形式での開催でした。本選発表を行った事業所をはじめ、多くの事業所の皆様が、時間から取り組み内容まで工夫しながらチャレンジしてくださりました。研究もスムーズにいくことばかりではないのと、チャレンジしていなかったら今の姿ではないと思うと本当に感謝の気持ちでいっぱいです。これからも楽しく結果を創れるよう事業所の皆様と一緒にアズハイムを盛り上げていきたいと思います。
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株式会社アズパートナーズでは、介護付きホーム(介護付有料老人ホーム)、デイサービス、ショートステイといったシニアサービス「アズハイムシリーズ」を、首都圏を中心に展開しております。
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