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アズハイム横浜戸塚

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アズハイム横浜戸塚

2020年03月04日

#研修

【AH横浜戸塚】「オープニング研修(認知症ケア、虐待・身体拘束禁止、事故対策、多職種連携)」を行いました。

2020年2月21日、神奈川県横浜市戸塚区にある介護付きホーム(介護付有料老人ホーム)アズハイム横浜戸塚では、オープニング研修を行いました。
アズハイム横浜戸塚のご入居者のより良い暮らしをサポートできるように、改めてアズパートナーズの一員として、チームとしてどう向き合っていけばよいのかを考える時間となりました。

認知症ケアスキルを高めるために、認知症を理解することから始めます。

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認知症であっても、地域でのびのびと自分らしい生活を送っていただくために、アズパートナーズ全体として認知症ケアのスキルを高めていくことが求められています。 「認知症とは何か?」「どのような症状があるのか?」「それによって生活へどのような影響がもたらされるのか?」「どのようなサポートが求められているのか?」介護職一人ひとりが認知症について関心を持ち、認知症ケアに関する知識・技術を高めていくことが、シニアサービス理念を実行することへとつながります。

認知症に多い4つのタイプを知る。

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①アルツハイマー病を原因疾患とする
アルツハイマー型認知症

②レビー小体病を原因疾患とする
レビー小体型認知症

③脳卒中などの脳血管疾患を原因とする
脳血管性認知症

④ピック病を原因疾患とすることが多い
前頭側頭型認知症

「中核症状」を理解する。

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記憶障害
新しいことを覚えられない、以前のことを思い出せない。
見当識障害
症状悪化に伴い、「時間」「場所」「人物」の順に失われていく。
失認
品物を見ても何だかわからない。
失行
服の着方や道具の使い方がわからない。

他にも・・・。
失語
物の名前が出てこない。
実行機能障害
段取りや計画が立てられない。

周辺症状(BPSD)を知る。

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周辺症状(BPSD: Behavioral and Psychological Symptoms of Dementia)とは、認知機能障害(中核症状)が生じることによって起こる障害(生活機能障害)のことであり、認知症を抱えた高齢者の不適応状態や感情がメッセージとして含まれています。

BPSDの原因となっている生活上の困難を解決したり、心理的なストレスや不安の軽減を図ったりすることで緩和することが可能であると考えられています。

ご本人の生きていく力を活かすために、できることを発見し、それが「実際にできる」ようにサポートしていくことによって、自尊心が向上し生活に意欲や張りをもたせることを支援できます。
この、ご本人の思いや感情、動機等を中心に理解・支援を進めていくことを、パーソン・センタード・ケアと言います。

「高齢者虐待禁止」「身体拘束禁止」に関して学ぶ。

虐待は人間の尊厳・人権を侵害する行為であり、介護者に限らず、誰もがしてはいけない行為であることは言うまでもありません。しかしながら、虐待を行っている本人にその自覚がないことも多く、不適切であるにもかかわらず放置されるケースが多くあります。不適切なケアや非意図的虐待が放置され、蓄積・エスカレートすることが、虐待を生み出すことにつながる構図があります。不適切なケアの段階でホーム全体が気づき、「虐待の芽」を摘み取ることが求められています。

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介護保険指定基準の身体拘束禁止規定は、「サービスの提供にあたっては、当該入所者(利用者)等の生命又は身体を保護するため緊急やむを得ない場合を除き、身体的拘束その他入所者(利用者)の行動を制限する行為を行ってはならない」としています。
アズパートナーズでも、『身体拘束及び虐待防止マニュアル』を作成し、身体拘束を事故防止対策等として安易に正当化することなく、高齢者の人権を保障しつつケアを行うという基本姿勢の下で、介護を必要とするご入居者の自立支援に向けたサービスの提供を行うことを目指しています。

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転倒事故の「原因分析、防止対策」を知る。

転倒事故原因分析には、多角的視点が必要であり、「防ぐべき転倒事故」と、「防げない転倒事故」がある、ということの認識が重要です。

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転倒事故を多角的に分析するための3視点
・ご入居者側の原因
・介護職側の原因
・環境の原因

効率的対策立案の3視点
・未然防止策
・直前防止策
・損害軽減策

「介護課程」と「多職種連携」を知る。

介護課程とは、介護上の課題を達成していく際の道筋(プロセス)のことです。ご入居者を囲む全てのスタッフに、ご入居者が望む「自分らしい暮らし」、「豊かな暮らし」を実現・継続するために、専門知識を活用した客観的で科学的な思考過程に基づいて支援をしていくことが求められます。

展開過程では、いくつかの大切な視点を持つことが必要です。第1に「個別ケア」、第2に、「多職種協働・連携による適切な支援」の提供です。ご入居者に関わる全ての関係職種が共通の目標をもってQOLを高めることを目指していきます。
介護サービスを適切に提供していくためには、さまざまな職種のスタッフが関わっています。この多職種の専門家はご入居者の望む生活の実現に向けて適切な支援を提供し、ご入居者のQOLを高めていくという共通の目標をもっています。ケアプランは、多職種協働・連携に 際して全職種が共有する基本的な指針となります。

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研修参加者の声

■演習を通じて認知症の方の気持ちを考えることが出来ました。
■4つの認知症について学び、それぞれの特徴があることを再確認しました。
■認知症の方の行動にも意味があるので、なぜを考えていきたいです。
■誰にでも虐待をしてしまう可能性があると感じました。その方の立場にたち、寄り添いケアを行いたいです。
■未然に防げる事故はあると思うので、ホーム長が日ごろから言うなぜなぜ理論を考える癖をつけて、大きな事故になることを小さなヒヤリで未然に防げるように行動したいです。
■優先順位を考えながら、効果的な対策立案をたてられるようになりたいです。
■自分で何でもしようとはせずに、周囲に助けを求めながら連携をとりたいです。
■スタッフにわかりやすく、具体的なプランを提示することが必要だと痛感しました。
■ICFを中心に再度学ぶことが出来て良かったです。
■ご入居者の生活の背景や想いをくみ取り、ご本人とも一緒に確認を行いながら多職種連携を行い支援していきたいです。

研修担当者の声

少ない時間の中、小テーマを複数盛り込みましたので大変ではあったかと思いますが、ご入居者の満足度を得たい・AH横浜戸塚をよくしていきたいという姿勢を感じました。
研修中に、「久々に長い時間、椅子に座り研修を受けている。ずっと座っているのは辛い」「足元が冷えるとの声が多いのがわかる気がする」等の研修とは少しそれた話も聞かれておりますが、日ごろのご入居者から聞かれることもある声に改めて考えさせられる点もあったようです。
かゆいと思っているところにそっと手を差し伸べられるスタッフであって欲しいです。これだけの人数で今回のような時間を割いて話し合うことは少ないと思います。
短時間であったとしても効果的なものになるように、ご入居者の希望や願いを代弁できるように多角的な視点で観察ができるように今回の研修が少しでも力になれたら幸いです。オープン前だからこそできることを実行していただき、お迎えしてからも初心を忘れずにケアをして頂けるように私も研修を通じて関わっていきたいです。

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