ご入居者 お客様インタビュー
アズハイム町田K,O様(取材時:69歳)
花々や野菜を慈しむ日々
「人生、楽しまなくちゃ」
肺炎の悪化から生死を彷徨った入院生活
生活不安から始めたアズハイム町田での暮らし
「ヘラに始まりヘラに終わる」という魚釣りの世界。幼少の頃に、ご祖父様に連れられて教わった「ヘラブナ釣り」で魚釣りに魅了され、成人してからは海釣り専門で朝早く起きては釣り船に乗り、大物を釣りあげてきたK,O様。「アズハイム町田」に入居されるまでは、元気に海釣りに出掛けては、船上で釣ったばかりの魚をご自身でおろし、その場で食べる「海の男」さながらの時間を過ごされていました。釣った直後の魚の美味しさは格別で、「これを知ってしまうとなかなかやめられない」と饒舌にお話しされます。
O様は昭和22年、東京・狛江市にお生まれになり、5人きょうだいの3番目として元気に成長されました。近くを多摩川が流れ、幼少時はご祖父様から魚釣りを習ったそうです。
- O様
- 多摩川は水がきれいでね、鮎もたくさん釣れました。投網もやったなあ。うまく広がらなくて、これが難しいんです
イキイキと話すO様ですが、いつものように魚釣りに出掛けて帰ってきた直後、肺炎にかかりました。不調を感じながらも病院に行かず、悪化させてしまったそうです
- O様
- 病院で診てもらったら即入院となりました。レントゲンを見た医師からは“1週間遅れていたら手遅れになっていた”といわれました
それまで独身で過ごされていたO様ですが、O様の退院後の生活を心配したごきょうだいが「アズハイム町田」での入居をおすすめになったそうです。先日はお兄様のお子様とお孫様が訪ねてこられ、楽しい時間をお過ごしになられました。
「アズハイム町田」は開設から間もなく3年目を迎えます。清新さがのこる建物に、O様も初めてこちらを訪れたとき「立派だなあ」と感想を抱かれたそうです。「アズハイム町田」に入居後は、寝具が敷布団からベッドに変わりましたが、居室での住み心地もよく、快適に過ごされているそうです。
- O様
- 今はすこぶる調子がいいですよ。こちらの朝昼晩の食事が楽しみでね。美味しくてみんないただきます。足りないくらいですよ
ホームでの生活の楽しみの一つである食事。「アズハイムシリーズ」では、ホーム内にある厨房で調理人が調理。作りたての温かいお食事を食べることができます。それぞれのご入居者の身体の状態に合わせた食事形態や、治療食の対応もするなど、きめ細やかな対応に定評があります。
皆がよろこぶガーデニング
野菜を育て、味わう楽しみも
ホームを訪れる人々に「こんにちは」と明るく声を掛けるO様は「アズハイム町田」のムードメーカーでもあります。
- ホーム長
- Oさんはとても優しいご性格です。敷地内の花壇は和義さんがきれいに整えてくださいました。和義さんがいらっしゃるからお花がずっと咲いているんです
入居以前は自宅の庭でガーデニングをしていたというO様ですが、「アズハイム町田」での生活をスタートさせて間もなく、職員から「ガーデニングをやらないか」と声を掛けられたのがきっかけで、花や野菜を育て始めました。
明るい陽ざしが心地よい中庭には、O様が丹精込めた花々や野菜が生き生きと育っています。取材は11月中旬。この時期に強いパンジーやビオラのほかに、ミニトマトも実をつけていました。
- ホーム長
- 夏は枝豆がたくさん採れましてね。調理場の職員が調理して、皆でいただきました。美味しかったですよ。その節はありがとうございました
O様にとって毎日の楽しみが「アズハイム町田」でのガーデニング。釣りをしていた習慣からか、朝4時、5時には目が覚めてしまうというO様。早朝、花壇に出て水をやり、夕方も水をやるなど、土が乾かない程度の絶妙の水やりで花や野菜を育てています。
- O様
- 土を耕し、種をまき、芽が出てきたら植え替えをして花が咲き、実がつく。かわいいものですよ。毎日花を見ていると、“こんにちは”って花が声を掛けてくるようです。花も育てている人がわかるのかな
葉牡丹を指さし、だんだんと大きくなっていく様子が楽しみだと語るO様。9月に種まきをした葉牡丹も、クリーム色、ピンク色と色づき、ふくよかな姿に成長中です。
ご入居者、職員、そのご家族などこちらを訪れる人々の目を楽しますO様が手掛ける花壇。イチゴも小さな実をつけ始め、収穫して皆にふるまう日も間もなくです。
- O様
- 人生楽しみがなくちゃ生きていかれないよ。次なにを植えようか、なにをやろうかって考えている。
そう明るく笑顔で話すO様のお姿に、周囲の人も自然と笑顔がほころびます。