ご入居者 お客様インタビュー
アズハイム東浦和M,O様(取材時79歳)
今が一番。こちらを選んでよかったです。
健康の秘訣はウォーキング、28年間続けています
都内でご主人とお二人暮らしをされていたM,O様。ご主人様の度重なる手術のあと、これからの生活を考え、「アズハイム東浦和」での生活をご夫婦で始められました。もともと都内の戸建住宅でお住まいだったM様。隣接する県とはいえ、住み慣れた東京を離れて埼玉県での始める生活に抵抗はなかったのでしょうか。
- M様
- 息子がアズハイム東浦和の近くに住んでいましてね。インターネットで調べて教えてくれました。私は転勤族ですから、どちらかというとすぐにどこにでもなじむの
新潟県で生まれ育ち、ご主人と結婚。その後、銀行マンのご主人の転勤で四国をはじめ、西日本を中心に5~6か所の転居を繰り返されたそうです。
「四国は景色が素晴らしいし言葉もやわらかくて、とてもよかったですよ」と初めて移り住んだ四国での生活を懐かしみながらも、「それでも今はここが一番いいですよ」と語るM様。
入居の決め手の一つが周辺環境で「アズハイム東浦和」から歩いてすぐの「井沼方公園」は、大きな池を中心に雑木林や川などがある自然豊かな人気スポット。訪れたその日は、見事な河津桜が一面に咲いていました。
- M様
- こちらの公園をとても気に入りましてね。池ではカワセミやカルガモの親子を見かけるんです。アオサギが来ることもあるんですよ
いきいきとした雰囲気が印象的なM様。平成元年から欠かさず続けているのが朝のウォーキングです。50歳になり、コレステロール値が上がったことを機に、医師による健康と食事の指導を受けました。健康指導のひとつが、「歩くこと」。朝5時半から毎朝40分をご自身のペースで歩いているそうです。
- M様
- 習慣になっているんですね。天気が悪くて歩けないときは、朝のテレビ体操をします。毎日休まず続けていますから、歩かないと忘れ物をしたような気分になりますね
自然に触れるのが好きだというM様。趣味は登山だったといいます。こちらも30年続けてこられ、標高三千メートル級の山々を制覇されたという本格派。70歳を過ぎて月山を登って以来、「登山靴が壊れた」のを機に、登山はおやめになったそうです。月山は、俳人・松尾芭蕉の「奥の細道」に読まれた名山。俳句がご趣味でもあるM様は、月山で松尾芭蕉の足跡を辿られました。 多くの俳人を輩出した四国・松山で生活をしていた当時に始めた俳句ですが、長年のブランクを経て、アズハイム東浦和に入居してから再開されました。
- M様
- さいたま市の広報誌を見ていたら、さいたま市民文芸があることを知りましてね。俳句を再開したのです
「さいたま市民文芸」とは、さいたま市が主催する「市民の文芸活動の普及向上」を目的とした文化活動。市民から文芸作品を募集して入選作品を一冊の本にまとめた『さいたま市民文芸』にはM様の作品も収録されています。1回目の応募から連続して4回選ばれた実力の持ち主です。
- M様
- こちらに入居されていた100歳の方のことを詠んだ一句は『さいたま市民文芸』でも紹介されました
その時の作品が「100歳の 翁の笑顔 今朝の春」。1月1日生まれのお誕生日のお祝いにと、一句詠まれたそうです。
「私は、こちらでは一番自由に生活しているかもしれないわね」と笑顔で語るM様。近くにサクラソウの自生地があると知れば、バスに乗って一人でお出掛けになる行動派です。一方、年間200冊以上もの本を読むという読書家で、充実した作品が並ぶ図書館までは片道30分かけて歩いて通っています。
戸建住宅からアズハイムへ
何もない暮らしも気楽です
「ウォーキング仲間からアズハイム東浦和は温かい雰囲気があるといわれます。入り口の雰囲気もいいでしょ」と微笑まれるM様。もともと、ホームへの入居を検討したころから家財道具の処分を考えていたとはいえ、自宅に置いていた愛着のある家具や食器を処分することはつらい決断でした。
- M様
- 戸建に住んでいたからタンスは4棹、本棚も含めたら結構処分しましたね。ナイフやスプーンのセットも処分しちゃいましたけど、考えてみたらこちらでも使えましたね。今でも惜しいなあと思うのは万葉集の本。とはいえ、何にもない生活も気楽でいいなと思います
隣の居室で住むご入居者とは「ここを選んでよかったね」とお話しをされるというM様。ご入居者同士の交流も大切にされる一方で、ご自身のペースを保ちながら、趣味や健康づくりも欠かさないM様。全国各地で過ごされたこれまでの人生を振り返り、「今はこちらが一番ですね」とお話しされるM様のお姿に、現在の充実した生活ぶりがうかがえました。