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認知症の見当識障害の症状と対応、原因や「せん妄」との違い

認知症でよくみられる行動「全般」について、特徴・原因・一般的な対策を紹介します。

見当識障害は認知症の中核症状のひとつで、発症すると日付や時刻、場所や人物などを総合的に把握する能力が失われていきます。また、アルツハイマー型認知症の場合、見当識障害は「時間」「場所」「人物」の順に障害が見られます。時間の障害に対しては大きなカレンダーを用意する、場所については安心できる居場所を用意するなど、個別の症状(障害)に応じた対応を心がけます。また、同じ見当識障害でも「せん妄」とは完治する、しないのなどの点で異なります。
そこで今回は、見当識障害の症状や対応、原因やせん妄との違いを紹介します。

<もくじ>
●見当識障害とは
●見当識障害でみられる症状
●認知症(見当識障害)と「せん妄」の違い
●見当識障害の方への対応方法
●認知症(見当識障害など)の方と付き合うときの注意点
●とにかく早めの相談が大切
●早期の治療や正しい対応で「BPSD(行動・心理症状)」を抑えることができる。
●認知症で困ったらここに連絡(相談先)
●認知症の予防や改善に大切なのはコミュニケーション
●まとめ

介護は一人で抱え込まない。
介護付きホーム(介護付有料老人ホーム)、デイサービス、ショートステイを提供するアズハイム。
多職種でしっかり対応してまいります。

見当識障害とは

見当識とは、私たちが日常生活で自然と行っている、日付や時刻、場所や人物などを総合的に把握して状況を理解する能力のことです。この能力は、日常生活の様々な場面で環境に適切に対応するために必要不可欠です。

しかし、認知症で見当識障害を発症すると、時間や場所、人物についての理解・認識が難しくなります。これは、認知症における「中核症状」のひとつです。
中核症状とは、認知症になるとほぼあらわれる代表的な症状のことで、見当識障害の他にも新しいことが覚えられなくなる「記憶障害」、物事を上手に進められなくなる「実行機能障害」などがあります。

また、認知症の原因の6割以上を占める「アルツハイマー型認知症」の場合、見当識障害は「時間」「場所」「人物」の順に発症することが知られています。

見当識障害でみられる症状

認知症における見当識障害は、本人の日常生活に大きな影響を及ぼします。この障害により、時間や場所、人物についての把握が難しくなり、状況を理解することが難しくなるためです。ここでは、それぞれの症状がどのようにあらわれるか、その特徴を詳しく紹介します。

「時間」に関する見当識障害

認知症の中でも、「時間」に関する見当識障害は、日常生活において多くの混乱や不便を招きます。ここでは、代表的な以下の症状を紹介します。

(1)日にちや時間が分からなくなる
最も一般的な症状のひとつが、日にちや時間が分からなくなることです。

(2)季節感が分からなくなる
季節感の喪失も「時間」に関する見当識障害でよく見られる症状です。認知症の方は、外の気温や天候、自然の変化から現在がどの季節であるかを判断できなくなります。このため、季節に合う衣服を選ぶことができなくなります。

(3)症状が進むと自分の年齢も分からなくなる
見当識障害がさらに進行すると、本人は自分が現在何歳であるか、または自分の人生のどの段階にあるのかを理解することができなくなります。

「場所」に関する見当識障害

屋内外を問わず、自分が現在いる場所が分からなくなる、理解できなくなる障害です。ここでは、代表的な以下の症状を紹介します。

(1)屋内、屋外を問わず、現在いる場所が分からなくなる
認知症の方は、自分が現在どこにいるのかを把握することができなくなります。これは、自宅の中であっても、あるいは長年住んでいる地域内であっても同様です。

(2)自宅と認識できずに帰宅しようと外出してしまう
さらに、自分が現在いる場所を自宅と認識できず、帰宅しようとして外出してしまうことがあります。この行動は、徘徊に発展することもあり、本人の安全に重大なリスクをもたらします。

(3)自分の家のトイレが分からなくなる(失禁してしまう)
自分の家のトイレがどこにあるのかを理解できず、これが原因で「失禁」してしまうことがあります。本人にとって恥ずかしさや困惑を招くため、認知症を悪化させるストレス要因になってしまいます。

「人物」に関する見当識障害

認知症において「人物」に関する見当識障害は、時間や場所の認識が難しくなった後、最後にあらわれる傾向があります。この症状の出現は、見当識障害がかなり進行している状態であり、本人の生活に深刻な影響を及ぼします。

(1)家族など親しい人の顔が分からなくなる
認知症が進行すると、本人は徐々に家族や親しい人の顔を識別することができなくなります。

(2)自分の顔も分からなくなる
人物に関する見当識障害がさらに進行すると、本人は鏡を見ても自分自身の顔を認識できなくなることがあります。自分自身さえも認識できなくなるこの段階は、認知症の進行がかなり進んでいることを意味しています。

せん妄と認知症の発症の違い

認知症は、その性質上、症状が徐々にあらわれ時間をかけて進行します。一方で、「せん妄」は通常、病気の治療を行った後などに急に発症することが多く、その発症の急激さから比較的容易に見極めることができます。

また、せん妄は認知症と異なり、その原因が特定され、適切に治療することで完治する可能性が高いとされています。これは、せん妄が一時的な状態であることに起因しており、原因を除去することで、見当識などの認知機能が正常に戻ることがあるからです。

このように、同じ見当識障害であっても、その背後にある原因や性質、完治する可能性において認知症とせん妄は大きく異なります。

そこで、正しい理解と早期の診断が、それぞれに適切な治療やケアを行うための鍵となります。認知症の方やその家族、介護者においては、これらの違いを知り、適切な対応をとることが重要です。

見当識障害の方への対応方法

見当識障害の方への対応では、時間、場所、人物に関する認識の障害に対して、個別の症状に応じた対応を心がけます。次から、それぞれの症状に対する対応のポイントを紹介します。

「時間」に関する見当識障害への対応

時間の流れを理解し、認識することは、本人の生活リズムや安心感を保つ上で重要です。以下に、対応のポイントを紹介します。

(1)大きいカレンダー
日にちが認識しやすいように、「大きいカレンダー」を壁やトイレにかけます。特に、日々の活動や予定が一目で確認できるよう、大きな文字と明確な色使いのカレンダーを選ぶと良いでしょう。
また、朝などに「今日は〇日ですね」という具合で、本人と日にちを確認しながらカレンダーに「〇(まる)」をつけていくことで、時間の流れに対する認識をサポートします。

(2)大きめの時計
時間の認識についても、大きめの時計を用意することをおすすめします。特に、日付や曜日などが表示される大きめの「デジタル時計」が適しています。
これにより、本人が現在の時間だけでなく、日付や曜日についても一目で確認できるようになります。

(3)季節感を感じる会話
また、「もうすぐひな祭りですね」「桜の花がきれいに咲いていますよ」「もう少しで今年も終わりますね」など、季節感を感じる会話を心がけることも重要です。
これらの会話を通じて、本人が一年を通じた時間の流れや季節の変わり目を自然に感じ取ることができるようになります。季節感を意識した会話は、本人の記憶に働きかけ、時間の流れに対する感覚を維持するのに役立ちます。

「場所」に関する見当識障害への対応

場所に関する障害が進むと、自宅という安心すべき場所でさえも異なる場所と感じてしまうようになります。特に、転居をきっかけとして、自分の家(自宅)という認識が難しくなるケースがよく見られます。
新しい環境への適応は、認知症の方にとって特に難しく、場所に関する混乱を引き起こすことがあります。以下に、対応のポイントを紹介します。

(1)「家に帰りたい」という訴えへの対応
不安が増すと、自宅にいながらも「家に帰りたい」と訴えるようになることがあります。このような時は、無理に言い聞かせようとせず、相手の訴えに耳を傾け、不安を取り除いてあげるよう心がけましょう。

(2)安心していられる場所作り
自宅と認識できなくても、現在いる場所が「安心していられる場所」であると感じてもらうことで症状は和らぎます。環境を整え、安心感や居心地の良さを高めることが重要です。

(3)馴染みある(自宅)で迷子になる
場所に関する見当識障害が発症すると、屋内(自宅)で迷子になってしまうことがあります。この症状に対しては、部屋のドアや壁に場所を示す「居間」などと書いた紙を貼ると良いでしょう。これにより、自分がどこにいるのかを理解しやすくなります。

(4)トイレの場所が分からなくなる(失禁への対応)
トイレの場所が分からなくなると「失禁」につながることがあります。そのため、トイレの位置を示す表示には特に分かりやすい工夫が必要です。光るサインや大きな文字での表示など、視覚的にも認識しやすいよう工夫しましょう。

「人物」に関する見当識障害への対応

「人物」に関する見当識障害は、本人だけでなくその家族や知人にとっても困惑や不安を与えます。以下に、対応のポイントを紹介します。

(1)信頼関係の築き方
家族や知人の顔が分からなくなっても、無理に教えず上手に「信頼関係」を築くようにすることが重要です。たとえ本人が親しい人の顔を認識できなくとも、その人物が本人にとって安心できる存在であること、愛情やサポートを提供してくれることを感じさせることが大切です。

(2)無理に言い聞かせない(ストレスの回避とBPSDへの対応)
強く言い聞かせたり、本人に無理に覚えさせようとすると、かえって本人がストレスを抱え症状の進行を早めたり、「BPSD(周辺症状/行動・心理症状)」が発症して、症状が劇的に悪化してしまうことがあります。信頼関係を築くような付き合い方を心がけましょう。

(3)家族の対応
家族にとって、顔を認識してもらえないことは寂しいことですが、信頼関係を築くことを第一に考えるようにします。認知症の方が感じる不安や焦りに対して、本人の気持ちに寄り添った言葉や、スキンシップ(たとえば、手を優しく握るなど)を通じ、愛情を伝えていきましょう。

認知症(見当識障害など)の方と付き合うときの注意点

見当識障害を含む様々な認知症の症状に対応する際は、本人の不安を取り除き、良好な関係を築くことを心がけることが重要です。否定的な言動や行動を抑え、本人の心に寄り添う対応が欠かせません。
そこで、認知症の方との付き合い方で特に意識すべきいくつかのポイントを紹介します。

認知症の方へは「不安」や「焦り」を感じさせてはいけない

認知症の方に対するケアの中で最も重要なのは、本人が「不安」や「焦り」などの強いストレスを抱え込まないようにすることです。これらの感情は、認知症の症状を悪化させる可能性があるため、介護者は特に注意が必要です。認知症の方は、自分の状態や周囲の変化に対して適切に対処することが難しいため、少しの変化や予期せぬ出来事にも強く反応する傾向があります。不安や焦りは、そのような状況をさらに悪化させ、本人の心身に負担をかけ、症状を進行させる原因となります。また、これらの感情は「BPSD(周辺症状/行動・心理症状)」を引き起こす一因にもなります。そのため、介護者は本人に不安や焦りを感じさせるような対応を避け、常に落ち着きと安心を提供することが求められます。具体的には、急かすような言動を控え、本人が自分のペースで物事に取り組めるようにサポートするようにします。

認知症の方へは「否定」や「抑えつけ」るようなことをしてはいけない

認知症の方の様々な行動や言動、例えば家に帰りたいと訴える、家の中や屋外を徘徊するなど、周囲から見れば理解しがたいものであっても、本人にとってはその背後に合理的な理由が存在していることが多いものです。このため、これらの言動・行動に至る理由を理解せずに「間違っている」と否定的な発言をすることは、認知症の方にとって理解が難しく、強いストレスを抱えてしまう原因となります。介護者には、認知症の方の訴えに耳を傾け、その訴えに応じた対話を心がけることが求められます。本人が現在感じている感情や不安、それらの背景にある思いを理解することで、より適切なサポートを提供できるようになります。そこで、対話の中では、共通して「(強く)否定する」「抑えつける」ような言動は避けるべきです。このようなアプローチは、認知症の方の不安を増大させるだけでなく、本人との信頼関係を損ねる原因ともなります。代わりに、肯定的な言葉を心がけ、本人の感じていることに共感を示すことが重要です。

認知症の人の自尊心を傷つけてはいけない

認知症になると、以前は容易にできたことが困難になり、やりたいことが思うようにできなくなったり、伝えたいことを上手に伝えることが難しくなります。これらの変化は、本人にとって大きな不安や焦りを引き起こします。そのような状況において、否定するような言葉や強制するような言葉をかけることは、本人の「自尊心」を深く傷つけることになります。認知症の方は、聞いた内容は忘れても、自尊心を傷つけられたときの嫌な感情は記憶のどこかに残りやすいとされています。そのため、否定的な対応は本人が感じるストレスの増加だけでなく、介護者との信頼関係を損ねる原因ともなるため注意が必要です。そこで、認知症の方との関わりにおいては、本人の感情を大切にし、自尊心を高めることを心がけましょう。本人が自己の価値感を高められるようなサポートを行うことで、より穏やかで満足のいく日々を送ることができます。

「生活習慣」を見直す

寝る時間、起きる時間、食事をする時間など、規則正しい生活を送ることは、時間の見当識障害に良い影響を与えます。このような一定のリズムを持った生活は、認知症の方の体内時計を整えるため、日々の生活における不安や混乱を軽減します。また、適度な運動は、適度な疲労感をともない、ぐっすり眠ることができることから徘徊の軽減にもつながります。運動には散歩や軽い体操など、本人の健康状態や好みに合わせたものを選びましょう。あわせて、塩分の調整をはじめとする食事の栄養バランスにも注意し病気を予防しましょう。全体的な健康を向上させることは、認知症の進行を遅らせるために必要です。

安心できる場所を作る

認知症の方にとって、普段から落ち着いていられる「安心できる場所」を作ることは、症状の緩和に非常に重要です。この場所は、窓辺のソファ、リビングのテーブルセット、自分の部屋などで結構ですが、ストレスを感じない居場所であると本人に認識してもらうことが大切です。また、本人が過ごす場所については、家族の事情だけで決めるのではなく、本人の個性や趣味、文化などを尊重して作りましょう。くつろげる自分の居場所づくりには、本人のアイデンティティを無視することはできません。さらに、本人が好きな絵を飾る、花をいける、音楽を流すなど、普段から気持ちを和らげる工夫をすることも大切です。これらの細やかな配慮は、認知症による不安や混乱を減らすことにつながります。

本人に役割を与える(お願いする)

認知症の程度に応じて、何か役割をお願いすることも居場所づくりには大切です。本人にとっては、そこにいることの理由が明確になるため不安が減ります。家族のために趣味の裁縫をしてもらうなど様々な方法がありますが、本人の意思にそぐわないことはさせてはいけません。かえって不安になることがあるためです。また、いかなる時も「ありがとう」と感謝の言葉を伝えることの重要性を忘れてはいけません。

認知症の治療にはとにかく早めの相談が大切

もの忘れがひどくなったり、他のことに気をとられて本来の目的を思い出せなくなるなど、高齢者のこのような症状を疑ったら、早めに医療機関や専門機関へ相談することが重要です。
認知症の進行の遅延や症状の緩和には、早期の診断と治療が最も効果的であり、そのためにも早めの対応が求められます。特に、認知症の中には外科的な処置などにより治る可能性が高いタイプもあり、この点も含めて早めに受診することが大切です。

また、早期に医療機関や専門機関に相談することで、認知症による「生活の質(QOL~Quality of Life)」の低下を最小限に抑えることもできます。

早期の治療や正しい対応でBPSDを抑えることができる

見当識障害などの中核症状から生じる強い不安や焦りは、BPSDという二次的な症状を発症させる原因になります。
BPSDが発症すると、徘徊をはじめ、幻覚や妄想、暴言や暴力、抑うつなど、周囲を驚かせるような症状があらわれ、介護の負担も一層大きくなります。

とにかくBPSDに対しては早期の診断と治療が大切です。これにより、発症リスクを抑えることや症状の軽減を期待できます。また、このような対応は、本人や家族全員のストレス軽減や介護の負担軽減にもつながり、全員の「生活の質(QOL)」の向上にもつながります。

BPSDは、人間関係や環境で生じるストレスの高まりが発症の引き金になるため、誰しもが発症するわけではありません。そのため、いつもとは違う本人の様子に気づいたら早めに対応しましょう。

また、BPSDは、抗うつ薬や抗不安薬などの投薬によって症状を緩和することができます。ただし、投薬治療は本人の健康状態や他の使用している薬との相互作用を考慮しなければなりません。

認知症の方やその家族にとって、BPSDは大きな課題ですが、早期の治療を通じて、その影響を軽くすることは十分可能です。

認知症を疑った際の相談先

アルツハイマー型認知症とレビー小体型認知症では症状のあらわれ方が異なるなど、認知症の介護・ケアには専門家による正しい知見、指導が必要です。
ピック病に限らず、もし認知症を疑うようなことがあれば、すぐに専門機関に相談しましょう。早期の対応により、発症リスクを抑えることや症状の軽減が期待できます。
また、このような対応は、本人や家族全員のストレス軽減や介護の負担軽減にもつながり、全員の「生活の質(QOL)」の向上にもつながります。

<相談機関>
もし認知症を疑ったら以下へ相談してください。

(1)まずは、一般的な医療機関(かかりつけの医療機関)
(2)認知症専門外来や、全国もの忘れ外来
(3)地域包括支援センター

また、すぐにケアマネジャーに相談できる環境であれば、詳しい症状や不安な点などを伝えて、必要な支援を教えてもらいましょう

外部からの刺激は認知症の予防や改善に効果的

認知症の予防や進行を遅らせる、また、認知症を持つ高齢者と家族との間で良好な関係を築くためには、様々な交流を通じて外部からの刺激を受けること、そしてその刺激により物事への興味や関心を持ってもらうことが大切です。

デイサービスなどの施設では、様々な活動やプログラムを通じて、高齢者同士の交流が促され、新たな興味や関心を見つける機会にあふれています。
まだ、利用されていない方は、このような施設の利用も、一度検討してみてください。

まとめ

見当識障害は、認知症の中核症状のひとつであり、発症すると場所や時間、人物に対する把握、認識が困難になります。

そこで、少しでも認知症(見当識障害)を疑うような行動に気付いたら、早めに専門機関に相談しましょう。早期に正しい対応をとることは、症状の発症を抑えたり、症状を軽くするためには非常に効果的です。
さらには、介護の負担を軽くすることにもつながるため、認知症の方だけではなく、家族などの介護者の「生活の質(QOL)」も向上させます。

また、絶対に一人(家族)だけで悩まないでください。

ケアマネジャーなどの専門家や医療機関、専門機関を頼り、介護する人も適切なサポートを受けるようにしましょう。強いストレスを抱えることがないよう、介護を通じて「自己嫌悪」に陥ることがないよう、自分自身もいたわってあげてください。

もし、ストレスを抱え、つらい気持ちになったときには、デイサービスやショートステイなどのサービスを使って本人と距離を置く「離れる介護」も検討してみてください。色々な思いや考えを整理したり、自分だけの時間を楽しんだりすることでリフレッシュすることは、日々の介護にゆとりを与えます。

私たちは、認知症の方と家族がより良い関係を築くためには、この「ゆとり」がとても大切だと考えています。

介護は一人で抱え込まない。
介護付きホーム(介護付有料老人ホーム)、デイサービス、ショートステイを提供するアズハイム。
多職種でしっかり対応してまいります。

【監修】
榎本(認知症ケア指導管理士)
アズハイムで約9年の現場経験を経て現在は、本社のシニア事業部でDX介護を担当。

<参考文献>
厚生労働省「認知症の方を地域で支えるために」
厚生労働省「認知症を理解する」