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アズハイム川越

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アズハイム川越

2020年07月06日

#リハビリ

【機能訓練小集団MTG】AH川越にて機能訓練指導員(専任のリハビリ)が集まり、報告・共有・勉強会が開催されました。

2020年7月6日 埼玉県川越市にある介護付きホーム(介護付有料老人ホーム)アズハイム川越にて、アズハイム川越・アズハイム上福岡の機能訓練指導員が集まり、エリアでのMTGが行われました。今期より、小集団にすることにより事例共有の深掘り、質問のしやすい環境作り、各機能訓練指導員のスキルアップを目的として行われることになりました。またPT(理学療法士)・OT(作業療法士)による勉強会も実施されることになりました。アズハイムでは機能訓練指導員をFunctional Trainer、略してFTと呼んでいます。

まずはFIM改善報告書について、FTより共有・報告が行われました。

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FIMとは、「Functional Independence Measure」略語で、1983年にGrangerらによって開発されたADL評価法です。日本語では「機能的自立度評価法」と呼ばれています。月に1回FTが各症例に対して、FIMによるアウトカム評価を行い、現時点でのFIMの点数を確認し、できるADL・アプローチ内容を設定します。

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ADLには、「できるADL」即ち評価・訓練時の能力と、「しているADL」即ち実生活で実行している状況の2つのレベルがあり、今期のアズハイムでは「できるADL」に着眼し、ADLの維持・向上を目指します。そのためにFTによる評価観察が重要になり、またケアスタッフへの情報共有方法もキーとなります。

めざせADL向上への道!!見える化により達成イメージがわきますね♪

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うつ傾向の方のADL向上を目指したアズハイム上福岡の岡部FT。岡部FT使用している「めざせADL向上への道!」は、FTが評価し、どのようなアプローチや生活リハビリをしたらFIMの点数がアップするか項目をピックアップ。分かり易い道のりを図で表すことで、段階が分かります。設定した項目をクリアしたら次の項目とステッが見える化されることで「分かり易い!」とケアスタッフにも好評です。このような事例をエリアのFTやアドバイザーに共有できることも小集団MTGの良いところですね。

アズハイムでは「1日1回、体を動かす」

アズハイムで日常に実施されている「生活リハビリ」やアズハイム体操など体を動かす機会がたくさんあります。生活リハビリはしているADL→歩行器を使用し歩行。近位見守り。できるADL→声掛けにより歩行時両下肢の振り上げの拡大。特に生活リハビリに関しては「できるADL」により設定されているので、できるADLがしているADLになった瞬間、FTやケアスタッフの喜びもひとしおです。多職種が連携することにより、効果・喜びが倍増することは、やりがいにも繋がります。

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理学療法士★小山機能訓練アドバイザーによる勉強会が行われました。

テーマ:パーキンソン病により日常生活で頻繁に転倒される方に関して。診断名・現病歴・初回観察を行います。経験からパーキンソン病に効果的なアプローチ方法を選択することはできますが、勉強会で伝えたかったことは、その結果を導き出すために何をするべきか!ということでした。病気からの推測、ご本人の姿勢・動作観察からの推測し、転倒を引き起こしている問題を考え仮説を立てる。また、ホーン・ヤールの重症度分類を行い、生活機能障害度を確認します。その上で関節可動域、筋力、歩行分析などを行い、転倒が良く見られる箇所の情報を集めます。丁寧な観察・分析によりFTとしての結論を出し、すくみが改善する要因を理学療法の標的とし、治療プラン立案の為、EBM作業を行います。このように、治療の根拠を明確にすることが必要で、経験から結論を決めつけることなく、お一人おひとりをしっかり観察することの大切さに重点を置いた勉強会でした。

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2ヶ月に1度、小集団MTGが行われ、インプット・アウトプットすることでFTのlevelアップを目指しています。

17期は「多職種連携と科学的介護の実現」を目標に掲げ、FIMの改善報告書の作成、できるADLの設定などFTにとっては忙しい期になりそうですが、「歩きたい」「家に戻りたい」「お墓参りに行きたい」などご入居者のニーズを叶えるため、奮闘しています。小集団MTGを通して、「新しい視点をもらえた」「自立度が高い方へのできるADL設定に悩んでいたが、意見交換をさせてもらい、早速実施したいことが見つかった」など意見も飛び交い、あっという間の3時間となりました。

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