ご入居者 お客様インタビュー
アズハイム品川H・S様

「アズハイム品川」で、これからも妻と共に幸せな時間を重ねていきたいと思います。
S様は奥様のために
お二人でこちらのホームに
入居されたとお聞きしていますが、その経緯を教えていただけますか?
奥様とお二人で入居されているS様。
その決断に至るまでの思いや、
ホームを選んだ理由を伺いました。
- S様
- 7年ほど前から、妻の介護が始まりました。朝食を作り食べさせ、昼食も作り置きし、仕事から帰宅後に夕飯を作って介助する。そんな日々の中で、忙しい仕事と両立を図りながら、妻との二人暮らしを続けていました。
お子さんのサポートや公的支援についてはいかがでしたか?
娘が二人いますが、それぞれ独立していて、ちょうど忙しくて大切な時期でした。二人とも母親思いの優しい子たちですが、僕としては負担をかけたくないという気持ちがあったので、無理のない範囲内でサポートしてもらっていました。公的支援としては、ヘルパーさんを利用しましたが、時間の調整が思うようにいかず、多少の手助けをいただいたものの、結局、僕が主体となって介護を担っていました。とはいえ、辛いと感じていたわけではなく、僕自身はこのまま介護生活を続けてもいいと思っていたんです。
そんな介護生活の中で、
ホームへの入居を検討し始めた
きっかけは、何だったのでしょうか?
- S様
- 娘たちの意見が大きかったですね。長女は、「愛するお母さんのために頑張って」と情熱的に背中を押してくれて、次女は冷静で「このままお父さん年を重ねて、介護生活を続けるのは厳しくなるからホームを考えた方がいい」と以前から助言してくれていました。妻の基礎疾患が増え、医療機関への通院や入退院が頻繁になるにつれて、僕一人では限界だと判断したようです。「お母さんをホームにお願いするのはどうか」と相談されました。
お嬢様たちの意見にS様はどう思いましたか?
- S様
- 介護生活を一番近くで見守ってきた娘たちの意見ですからね、真剣に向き合い、じっくり考えました。長期にわたって病院に入院させることは避けたかったので、妻の健康や今後のことを考えると、医療機関と連携の取れたホームへの入居が最善だと感じ、納得して決断しました。ところが、大きな問題に気づいたんです。「家族が何よりも大切なお母さんが、家族から離れてホームに入居することを受け入れてくれるだろうか?」と。その不安を娘たちに話すと、二人とも頭を抱えていました。
家族と離れたくないという奥様の深い愛情ですね。
- S様
- 妻は“家族命”の人です。家族から離れて一人でホームに入居することは、どう考えても納得しないはず。どう説得するか娘たちと3人でしばらく悩みました。そして出した結論が「僕も同じホームに入居する」ということだったんです。娘二人は驚いていましたね。「お父さんがそんな決断をするなんて・・・」と長女は、そういった決断をできる人間と知らなかったと特別に褒めてくれました。
そして、S様と奥様の二人が入居できるホーム探しが始まったのですね。
- S様
- ええ、そうですね。妻には「僕も一緒にホームに入居するよ」と説明すると、一応納得してくれたので、ホームを探し始めました。まずネットで10ヶ所ほどに絞り、娘と一緒にじっくり吟味しながら、その中から3ヶ所を見学に伺いました。
そのひとつが「アズハイム品川」ですね。
こちらを選ばれた理由を教えてください。
- S様
- 見学したホームの方々はそれぞれ丁寧に対応してくださいました。ただ、いろいろ話をしていても、僕自身の気持ちが動かず、入居に踏み切ることはできませんでした。「アズハイム品川」では、ホーム長さんをはじめ皆さんが親身になって話を聞いてくださり、特に看護師のTさんは「私がついているから大丈夫よ」という安心感と寄り添ってくださる気持ちが強く伝わってきました。「急いで決めなくてもいいですよ」と言われましたが、スタッフの皆さんの人柄に触れたことで、僕自身の気持ちが動き、迷わず妻との入居を決めました。

実際に入居されていかがですか?
- S様
- 僕の要望はすべて叶えていただいているので、本当に快適です。部屋には最新のWi-Fiの導入、パソコンやプリンターも設置しオフィス仕様にさせてもらい、仕事を続けられる環境を整えることができました。妻の部屋は隣にありますので、いつでも顔を見に行ける距離です。この安心感は、まるで自宅にいるかのようです。

奥様の介護については
ケアスタッフの方が中心となっているのでしょうか?
- S様
- 主な介護はスタッフの皆さんにお願いしていますが、食事など、自分にできることはなるべく自分で行っています。特に6月頃、妻の体調が急激に悪化し、流動食すら受け付けない状態になったときは、看護師の方に相談し、自分なりの方法で食事を試みる許可をいただきました。朝はホットタオルでしっかり目を覚ましてもらい、マッサージを行ってから、流動食ではなく、妻の好きなものを、時間をかけてゆっくり口に運ぶと、しっかり噛んでくれました。それを繰り返すうちに、徐々に体調が回復し、以前よりも元気な様子が見られるようになりました。自分一人で悩むのではなく、すぐに専門家の意見を聞けるこの環境には、本当に助けられています。
S様にとって「アズハイム品川」は、どんな存在ですか?
- S様
- 最初は妻のために僕も一緒に入居する場所と考えて選びましたが、スタッフさんの「命」を大切にする姿勢や日々の心遣いに触れているうちに、僕自身もこのままここでの生活を続けていこうと決心しています。「アズハイム品川」は僕にとって大切な「家」。そして、スタッフの皆さんは僕の未来を任せられる「家族」です。これからも、妻と共にこの場所で幸せな時間を重ねていきたいと思っています。
ご入居者の素顔
- ホーム長インタビュー
- S様は、いつも「奥様ファースト」。「僕が同じものを食べれば妻も納得して食べるだろう」と、奥様と同じものを召し上がる姿が印象的です。お仕事で忙しい中でも、外出先や海外出張中に奥様の様子を電話で確認されるなど、心からの愛情が日々伝わってきます。
入居当初の奥様は、会話も食事も普通にできていましたが、誤嚥性肺炎による入院後、食事は難しくなり、体調が崩れ寝たきりの状態が長くなり、6月初頭にはお看取りという時期に差し掛かりました。そんな折、奥様の好きなスイカを試みると、良く食べてくださったのです。それをきっかけに奥様の「好きなもの」を提供するようになり、S様の冷蔵庫には、奥様の好きな食べ物がたくさんストックされるようになりました。ご夫婦の絆の深さが、そこからも感じられます。
年齢を感じさせない知的好奇心と、奥様に対する深く献身的な愛情、そしてスタッフ一人一人を尊重してくださるその姿勢に、私たちも“寄り添うことの尊さ”を改めて教えていただいています。
