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アズハイム光が丘

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アズハイム光が丘

2019年02月02日

#研修

【AH光が丘】ラウンド研修レベル2が行われました。内容は、「認知症の基礎理解・医療職との連携、高次脳機能の基礎理解」です。

2019年1月22日、東京都練馬区にある介護付きホーム(介護付有料老人ホーム)アズハイム光が丘では、ラウンド研修レベル2「認知症の基礎理解・医療職との連携、高次脳機能の基礎理解」をスタッフ5名で学びました。

介護職は、認知症を抱えるご入居者の最も身近な支援者です。

支援者として、「認知症のご入居者がその方らしく暮らし、QOL/Well-beingを維持・向上できるように下支えする」ことが私たちの大きな役目の一つです。
まず認知症とは、「一度正常に発達した認知機能が、後天的な脳の障害によって持続的に低下し、日常生活や社会生活に支障をきたすようになった状態」のことです。認知症ケアは、医師や介護職が連携し、初めて成り立ちます。そのため、「認知症の原因疾患」や、「認知症の薬剤」「医療職との連携」などを学びます。

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医師は、「標的症状」「本人の状態」「薬剤の作用」「薬剤使用に対する本人の意向」などを見極めて薬剤を処方します。ですが、その医師が24時間体制でご入居者に付き添い処方薬を決定するというわけにはいきません。

そこで、ご入居者をサポートする他の職種から正確な情報を提供されることが期待されます。ご自身で訴えることができない些細な変化や不調に気づき、言葉にして表現してくれる存在が、医師にとってもご入居者にとっても必要です。そして、その役割を果たせるのが介護職です。その介護職が、ご入居者が使用されている薬剤について知らないがために、予測すべきリスク(副作用)や期待される効果が現れているかに無頓着であってはなりません。介護職には、ご入居者と医療を結ぶ重要なパイプ役として、思いや体調を代弁できるスキルが求められます。

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また、ご入居者の普段と違う症状に気づいたときには、正確な情報を分かりやすく医療職と共有することが大切です。まずは事業所内の医療職である看護師へ、そして必要に応じて主治医へと、ポイントを押さえた情報共有をするよう心がけています。

アズハイム独自の取り組み「確かな一日」は、アズハイムの5本の柱の1つである『認知症ケア』を現場で実践する手法の一つです。

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認知症ケアは、社会的なつながりを大切にしながら、ご本人が夢中になれること、やりがいを感じることを日常生活の中に取り入れ、多様な刺激を感じられる状態を維持していくことが重要です。
軽度認知障害(MCI)の段階で適切な対応・介入がなされた場合、認知機能が回復し、後の検査で正常と判定されることもあります。この「適切な対応・介入」として、アズハイムではご入居者に対して個別アクティビティを行う時間『確かな一日』を実践しています。ご入居者の生きがい・やりがいある暮らしのサポートに取り組んでいます。

高次脳機能障害を理解し、ご入居者をサポートしていくことを学びます。

高次脳機能障害とは、人が人らしく生活していくために必要な言語、記憶、判断、学習、行為、感情等に障害が生じた状態であるといえます。高次脳機能障害は通常、独立して生じるのではなく、運動麻痺、感覚障害、嚥下障害、排泄障害、心理的混乱などが複合的に生じます。そのため、障害像そのものの理解が難しいとされています。
しかし、障害を正確に理解した上でご入居者をアセスメントし、根拠に基づいた適切な支援を行うことができれば、見えにくかった障害の回復過程の変化をご本人と介護者が共有できるともいわれています。

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研修で学んだことがすぐに活かせることも多く、学んだことを資料に書き込む姿も真剣です。

参加者の声

■「私たち抜きに私たちのことを決めないで!」「ゆっくり待ってくれれば、できることはたくさんある」聞こえていますか?「認知症と生きる」私たちの声。
私たちの声の一人一人のメッセージは切なかった。この職に就かせて頂いている自分が周囲が持っている偏見を言葉にして解いていきたい。
■失敗例よりも成功例の情報を共有していく。
■その方らしく暮らしていけるように支援をきちんとできるよう、ケアに取り組んでいきたい。
■統一した介護を行っていけるよう努力します。
■症状の出方が個性や生活歴など細やかなことで違い、一人として同じ症状の方はいないうえに病気の進行によって日々の変化があることを知っておく必要がある。
■高次脳機能障害について知識がなかったので学べた。
■時間をかけて対応をかえながら、ご本人を主体としてより良いアプローチを探す必要がある。

研修担当者の声

今回は、「医療職との連携と認知症と薬剤」を前半のテーマで研修を進めております。
最も身近なところでご入居者と関わり観察できるのは介護職なので、薬の効能や副作用が及ぼす影響がどのように出現するかということを知る必要性があります。なぜならば、不調や異変があることを自ら訴えることが出来るご入居者だけではないので、代弁する役割が介護職にあるからです。
なので、ご入居者の方々が多く飲まれているお薬について、「どのような作用があるのか」「どのような副作用があるのか」等を今回の研修をきっかけに学んでいっていただきたいです。
後半では、高次脳機能障害について進めております。
高次脳機能とは人が人らしく生活を送っていくために必要な機能です。高次脳機能障害は、病気や事故等、何らかの原因によって脳が損傷したために高次脳機能に障害が発生した状態をいいます。障害像そのものが理解しにくく、現場では「問題行動の多い方」「ケアが大変」等のイメージを持たれ、対応されがちです。認知症の症状と似ていて、違いが分かりづらかったりしますので、今回の研修の演習を通して、違う点について確認をしております。また、いろんな症状に対して、どんな日常生活では困難があるのかの一例を出し、それに対しての対応方法はどんなことが考えられるかを一緒に考え進めました。研修の初めは、「あまりわからないです」とおしゃっている方も、今回を機に知ることが出来た等のフィードバックが得られよかったです。

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