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 2018-10-08

【生活支援技術研修】排泄に関する知識や、本人の自尊心を保ちその人らしい生活を支えるための排泄介助について学びました。

2018年9月21日、介護付きホーム(介護付有料老人ホーム)アズハイムの本社セミナールームでは、「排泄と排泄ケアの意義」「排泄ケアの技術」に関する研修が行われました。スタッフ役とご入居者役にわかれて実技も行いました。講義と合わせて行うことで、より今回の研修内容を理解してもらえればと思います。

アズハイムでは、「豊かな暮らしを最後まで、自分らしく自分の力で」という思いのもと、排泄ケアに関して以下の5つの誓いをたてています。
■排泄に関して「お待ちください」はあってはならないこと。 私たちはご入居者第一主義の精神で対応します。
■とてもプライベートな問題であることを常に頭に入れて、精神的なサポートを行います。
■排泄のお手伝いはスタッフに頼みにくい事です。だからこそスタッフは「どんな時でも絶対笑顔」でご入居者と向き合います。
■トイレを清潔に保ち、排泄ケア後の匂いまで気をつかい、快適な住空間を提供します。
■いつまでも自分らしい生活を送れるように、排泄は人ぞれぞれのタイミングということを頭に置いておきます。

排泄の意義、排尿・排便のメカニズムなどの基礎知識を学びました。

排泄は、生命を維持する為にはなくてはならない生理現象の一つです。排泄行為を自分で行う事は自立の条件であり、さらに生きる意欲や生活行動に影響を及ぼします。普段、当たり前のように「排泄」という行為を行っていますが、それにはいくつもの段階があり、その中で1つでもできないことがあると正常な排泄はできなくなります。何が排泄行動を妨げているのかをアセスメントし、過剰な支援にならないようにサポートすることで、本人の自尊心を保ち、その人らしい生活を支えることにつながります。

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「排泄ケア」は介護の原点です。まずは、排泄障害に関して詳しく学びました。

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失禁の原因は、妊娠・出産や薬の副作用や加齢に伴う生理的機能の低下など様々です。排泄は羞恥心を伴うプライベートな行為で、排泄障害を起こすと、社会活動への参加意欲が低下します。失禁するようになった事を認めず、自分の存在価値を否定したりするようになりがちです。「失禁を人に知られたくない」「おむつをするのはつらい」「自分で処理したい」等といった高齢者の本音は、おむつを拒否して外す、汚した下着やおむつを隠す、暴言でスタッフにあたるなどの言動で表われることがあります。

スタッフは問題行動ばかりにとらわれるのではなく、その裏に潜む本音をくみ取る気持ちが大切です。行動を制限せずに、言葉のかけ方に配慮しながら、自尊心を尊重したケアを行う、ということをここでは学びました。

排泄介助の視点とは。

■自立の観点
「トイレだけは最期まで自分でしたい。下の世話だけはなりたくない」と誰もが思う事です。この願いをできるだけかなえられるようにいろいろな工夫をして支援します。
■尊厳の保持
高齢になると、1人での排泄やあと始末ができなくなるのは自然なことです。高齢者が、安全や清潔、介護者の負担を考えて、排泄用具やオムツを受け入れていく過程には、人間としての葛藤があることを理解しなければなりません。

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■個人の排泄習慣・環境に即した介護をおこなう
恥ずかしいと思う意識や周囲の環境により、リラックスして排泄できない場合、排泄リズムが狂い健康にも大きな影響を与えることになります。本人の希望やペースを尊重し、周囲に気づかれない様な穏やかな声等で対応することてが重要です。
■安全面に注意する
トイレは、目を離した隙に転倒や転落が起こりやすい場所でもあります。安全面に注意し、トイレに座った時や立っている時に手すりをしっかりと握ってもらう等声かけをします。

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■健康状態の確認
排泄物の確認は健康状態を把握するために重要です。また、お尻や陰部などの皮膚の状態を観察することも排泄介助での重要なポイントです。本人に配慮するため素早く、且つさりげなく観察するようにします。

オムツを着用する理由は様々ですが・・・。

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入院、ADLの低下、環境、精神的な理由、病気など、オムツを着用する理由は多岐に渡ります。一方で、オムツの使用に当たっては弊害もあります。痒みや蒸れなどの肌トラブル、傷口からの菌の侵入による感染症、また、尿便意の感覚喪失など悪循環に陥ることもあります。オムツの着用を自ら望む人はいません。自尊心を傷つけ、肉体的・精神的な弊害も大きいと言えます。オムツを使用するのは、排泄が自分でできない場合の最終手段です。しっかりとアセスメントを行っていくことが何より大切です。

参加したスタッフの声

■実際に経験回数を重ね、体で覚えることが必要だと思いました。排泄物の処理、清拭方法などをもっと学びたいと思いました。
■今まで通り、ご入居者の残存機能・ADLを常に生かしつつも、安全・正確・速さを考えてやっていこうと思います。また、オムツが合っていないなど介護方法の変更が必要なご入居者がいたら、ケアリーダー・チーフ・ケアマネージャー・その他スタッフに相談して、そのご入居者の今の状態に合った方法を提供していきたいと思います。
■ご入居者によっては、排泄を自立的に行うことができない人もいます。そのことを説明できる科学的な理由を理解できたので、今までよりも落ち着いて排泄介助を行えると思います。

研修担当者より

今回のテーマは「排泄」です。介護の仕事において、排泄ケアは特別な意味があります。
排泄は、人間の生活行為の中で最もプライベートな部分であり、人に見せる/見られることを想定していない行為です。同時に、無意識であっても一日の中で複数回繰り返される行為でもあります。そんな排泄行為に、もし他者の支援が必要になったら?排泄が上手く出来るか不安を抱えて過ごさなければならなくなったら?考えれば考えるほど気分が滅入ってしまう人もいるかもしれません。だからこそ介護職は、「歳をとったら排泄ケアは仕方ない」と考えるのではなく、自分で出来る工夫を考える視点、そして、もし万が一、どうしても介助が必要となった場合になるべく羞恥心に配慮する視点を持つことが必要です。言葉によるコミュニケーションだけでなく、手技から伝わる配慮もあります。手早く、そして丁寧に…。そんな技術と思いやりを、新人からベテランまで、全てのスタッフが意識してくれることを目指していきたいと思っています。

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